仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

にほんばし骨董市

先日、日本橋に出かけました。

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コレド日本橋ガラガラ。

お馴染みのどこにでもあるこんな施設は終わってるな、

これを無視して本日のお目当てはこちら、にほんばし骨董市。

 

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エッ!しょ、しょぼい... 4・5店舗。

あ~あ失敗。でも、せっかくだから覗いてみることに。

 

あらら、気になる品物発見。

ジーっと見ていると店主が

「それ、おおひちょうざえもんだよ。」

おおひちょう??

「大樋長左衛門。本物、箱のふたがないから、安いの。

どうやって売ろうか考えてたんだ、揃ってるの珍しいし。」

色々聞くと、器に烙印押してある、たぶん明治初期の頃2代目の実験的な作品、

持ち主が箱の価値を知らず蓋を捨てちゃった。

などなど、ホンマかいな?という説明が続く。

 

でも真贋は問わず、気に入ってしまったんですね。

古さの中にポップさも感じてしまい。

値段はまあまあ現実的。

 

とここで。 

もう少しまかりまへんか?(何故か関西弁)

と、家内の一言。

「エ~!これはだめだよ~。」

そこをなんとか。

「わかったわかった。持っていきなよ」

やった~!おおきに~!

2,000円値引きしてくれました。

 

そんなこんなで遠く大事に持って帰ってきた器です。

お店のディスプレイになっております。

よかったら覗いて手に取ってください。

歴史を感じるかな。

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2,000円浮いたご褒美にビール飲みに行こうっと。

 

大樋長左衛門

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%A8%8B%E9%95%B7%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80

 

 

待ってました。

本日はご先祖様に近況報告の墓参りに両親と行って来ました。

何しろ熱い!

地元のお寺ですが古く階段だらけ、老いた二人は年々しんどそうです。

お参りに来てくれる人のために整備したほうが良いのにな。

これも時代ですね。

 

しかしながら、たくさんの植物を植えていて感心します。

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この日は蓮の花が咲いていました。

 

そんなところに一匹の蝶々が舞い降りて来ました。

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「うん、うん、そうね。何々ちゃんは来た?」

「そうね、みんな居なくなっちゃって寂しいね。」

......

 

私の母が独り言を言っているんです。

 

年取ったなあ。

大丈夫かな?

なんて思っていたんです。

 

お寺の中に何か所か親戚の墓があるので

移動するのですが、ずうっと付いてくるんです。

 

他にも人はたくさんいて、蝶々は一匹。

我々の周りをパタパタと何となく嬉しそうに飛んでいるように感じました。

 

その度に

「そうよね、○○ちゃんはどうしてる」

「○○ちゃん、やっと結婚したよ。」

「○○さんは墓参りしてもらえないで可哀想だねえ。」

 

ずっと会話をしているんです。

思わず私が、

「何を言ってんの。一人で。」

と言ってしまったんですね。

 

母は。

「あんた気付いてないの?〇子だよ。」

「いつもここに来るといるでしょ!」

 

堅物で現実主義者の口うるさい父も微笑んで見ています。

 

確かに、いつもこの寺に来ると黒い蝶々がいることを思い出しました。

 

実は私には本当はもう一人姉がいたんです。

小さいときに病気を患ってしまいました。

 

「じゃあね、また来るからね」

母がそう言うと黒く大きい蝶々はパタパタと飛んでいってしまいました。

 

私も見上げたのですが、すぐに見失ってしまいました。

 

う~ん。

世の中まだまだわからない事があるもんだ。

 

きちんと墓参りしなきゃ。

こっちが行ってるだけじゃないんだ、待ってるんだな。

 

暑い夏の、心温まるのか涼しくなるのか、という出来事でした。