仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

カラフェ 1合 2合

地酒用のカラフェですが向かって右側は1合専用、左側2種は2合専用に決めます。

もし2合用が足りなかったら、1号用を2本出してください。

もし、頻繁にどちらか足りなくなったらお伝え下さい。

補充します。

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お客さんに「これ2合入ってないだろ」と忠告されました。

徹底してください。

思い込みは衰退あるのみ2


未だに大ビールメーカーは今まで飲んでくれていた世代を中心に思考しています。

というか、新しい客層つかんでいないので既存客にしがみつくしかないです。

しかし、高齢者は飲む量も数も減ります。4・50代はデフレを叩き込まれているのでチューハイや発泡酒ばかりで生活費も大変です。若い人はそんなデフレ世代と一緒に飲みに行きたいなんて思うわけがありませんので、お酒を覚える機会が少ない。
そしていつでも手に入るどのメーカーのも変わらない商品には手を出しません。

メーカーはいつも通り造ってテレビCM出せば消費者は戻ってくると思い込んでいます。また、以前みたいに...と。
そしてそれほど売れず、今の世代は、とぼやきます。

まあ、ソフトドリンクが売れてるからいいか。

日本の酒税の高さは異常ですのでメーカーも大変だと思います。

そこは国税庁に嘆願し続けて。
しかし、ビールが売れないのを酒税のせいにもしています。
う~ん、困った、ビール売れないし値上げなんてとんでもない、税金高い、
そうだ税金が安くなる商品を作ろう!で発泡酒の出来上がり。
なんか添加物も入ったビールみたいな飲み物にデフレ真っただ中の国民は飛びつきました。しかし、今までビール飲んでいた人は安さのありがたみは分かりますが、
どう考えてもビールのほうがおいしい。

価格下げる思考ばかり。

まがい物は続きませんよ。


とうとう完成しました。
私達が本当に作りたかったビール。
100年前の門外不出の伝説の醸造家のレシピを元に。
今までの物とは全く違います。
経験のない味と香り。

深みのある余韻の喉ごし。
構想10年、失敗に失敗を重ね、遂にここまで美味しくできました。
100年後も伝説でありたい
   「〇〇〇〇〇」 
品質、味にこだわった価格です。
5月30日限定1000本販売

お待たせしました。
『本物の分かるあなたへ、大切なあの方へ』


なんて、大メーカーがバンバン高額商品に挑戦すればいいんです。
たまには美味しいビールでも飲むか、
なんだこれ!めちゃくちゃ美味い!今までのはなんだったんだ!
て言わせるぐらいの造れるはずです。
いろんな価格帯で選べるようになります。

今日は大事なお客さんと飲むから、
久しぶりのみんなで飲むから、

親孝行に買ってみよう、

たまには部下におごってやろう、

自分へのご褒美に、
毎日じゃないけど、こういうシーンって、たまにありますよね、
財布が緩んでしまう日が。
大ビールメーカーはその一瞬を見逃しています。いや、あきらめてるのかな。


横並びで販売価格一緒なんてありえないですよ。ばかみたい。
中瓶一本10円の値上げ怖いくらいなら200円上げて500円分美味しいの作ればいいんです。今までに無いんですから。
10円で逃げられるなら他と同じ味ってこと。
たま~にちょっと高いの出してますが、味と値段がはじけてないですよね。
ちょっと美味しいかな?くらい。
もう、中途半端は通用しない世の中になりました。

極端な話、一本1000円の超美味しいビール飲んだら、普段もう100円の第三のビールなんて飲めないですよ、250円のビールにしますよ。

そうやって客単価上げていかないと飲食業界に未来はないんです。

値上げは無理、なんて思わないことです。

 

わたし、ここ3年くらいかけて値上げしています。

ご存じの方もいらっしゃいますが、お得なランチやめました。

土日祝日のお昼も高額商品のみにしました。

飲み放題もあげました。

値切るお客様はバッサリお断りしています。


でもただ高いだけでは通用しないですよね。

そこには上質で美味しい料理、上等なお酒、

細かいサービス、愛嬌のあるサービサー

自分達が外食した時に感じる欲しいものが全部この店に詰まっていないと。


・安いなら思いっきり安くて美味しい
・その他普通で美味しい。
(しかし、これらは価格競争が待っていますが...)
・ 思いっきり高くメチャクチャ美味しい。
ぜんぶ美味しいんです。
こりゃ大変です。

世のせい、人のせいにはできません。

した時点で思考が止まります。

どんな事も、できません、それは無理、いやそれは、なんて口に出したら思い込んでいます、退化してます。


いよいよ本物が残る時代になりました。
厳しいですね。

さて、我々はどうしましょ。

ただ美味しい料理を出せば来てくれるわけでは無いですね。

付加価値はなんでしょう。

きれいに掃除された完全個室。

明るく愛想のいい仲居さん。

さすが、と言われるサービス。

季節を感じる生花・香り。

高級感のある店構え。

などなど課題山積みです。


美食の極み!
【日本3大和牛の食べ比べしゃぶしゃぶコース】

日本の誇る3大和牛をお腹いっぱい一度に食す!

老舗料亭の着物を着たスタッフの心を込めたおもてなし。

季節のお花が添えられた純日本建築の完全個室。
あまりの美味しさに気絶するお客様続出!
お肉がとろけて美味し~い!!
人生で一番しあわせ!!

(というお客様からのお声)
品質を求めすぎた故の価格
お一人様15000円になりました。
が、7月8月限定価格12000円で提供いたします。
お見逃しなく。



な~んてどうでしょうか?
だめならやめりゃいいし...

思い込みは衰退あるのみ

先日、GW中の赤レンガのビールフェスに行ってきました。

それはそれは物凄い数の人、人、人!

 

年齢層は20後半から30代ばかり、

一杯1200円~2000円!の生ビールはすごい種類がたくさん。

おつまみもソーセージやらムール貝やら

こりゃ、たまりませんな。

天気も良かったので屋外で気持ちいい。

 

閉店間際に行ったので一杯だけでしたが、

ドイツの世界最古の醸造所(ホント?)の

黒ビールを飲んでみました。

 

おいし〜!

 

私、黒ビール大好きです。

普段あまり売ってないので

メニューにあると結構頼みます。

 

でも、どこでもギネスかエビスの黒しかないんですね。

 

周りの人達もじっくりと吟味してオーダー、それぞれの味を楽しんでいました。

 

ビールフェスや外国でビール飲むと、それぞれの味が明確に違うことに驚きます。

こんなの飲んだことないや!

うえ〜!不味い!

色々です。

 

日本のメーカーの物はあまり違いがないです。

最近は国産クラフトビールも出てきていますが,まだまだ市民権を得たほどではないでしょう。

でも、クラフトビールのお店覗くと大体若い人たちでにぎわってます。

ファッションになっていますね。

 

ビールフェスも若い人ばかり。

そうなんです、今どきの若い人はお酒を飲まない!

なんてのはうそです。飲みます、飲みたがっています!

しかし、、条件が合えば、理由があれば。

「明らかに違う!今だけ!初めて!せっかくだから!ビールだけの祭典!」

みんなカッコいい経験を期待しています、そして経験をシェアしたいです。

そして飲んでみると、美味しい!と気づきます。

 

現代人は支払いが多いです、そこに飲食代が入り込むのは一苦労です。

特にビールはいまだに何十年も数少ない同じ銘柄が並んでいます。選択肢が無くつまらない。

現代人は消費にシビアな人ばかりです。

ケチというより余計な物、響かない物には払わない。

 

毎年6月ころになるとローソンで限定発売されるビールがあります。

長野県のヤッホーブルーイングという会社のビール。

お値段ちょっと高めの280円くらい(だったかな)、

パッケージもおどけたカエルのイラスト付きで、およそ今までのビールのクラシック感が全くないビジュアル。

確か3・4年前に月間売り上げ本数がなんと大ビールメーカーを抑えてトップになりました。ローソンだけの販売でですよ。日本のビール歴史上初めての大事件。

そりゃ、大メーカーの皆さんはひっくり返ってびっくりしたことでしょう。

 

どう見ても若い世代に向けたビールです。

若い人に飲ませたんですね。

機会と動機を与えたんです。

10年後20年後はシェアトップかもしれません。

 

無理、出来ない、という

思い込みを捨て、アイデアを突き詰めた結果なのでしょう。

 見習わないとな...

 

続く。