仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

あくまで趣味ですが。

いま読み終わった本ですが、なかなか面白かったので少し紹介。

これはビクトル古賀という世界的に超有名な格闘家の子供のころの体験記です。

 

戦争が終わり満州から日本に戻るまでの話なんですが、

なんともこれが悲惨です。

戦争で家族はバラバラ、日本の引き揚げ隊には捨てられ、10才の少年がたった一人で1000kmをほぼ歩き生還する。という嘘のようなホントのはなし。

 

なにしろ内容は悲惨、恐怖、孤独、なんですが、いやあ明るいこと明るいこと。

一人で楽しい旅行でもしてるかのような錯覚をします。

ロシアと日本のハーフとして生まれ、つらい環境に置かれても楽天的に乗り越えていく様子は圧巻です。

 

「下を向くと大人のように死んでしまうぞ。」

「生きてさえいれば、必ずまた会える。」

現代ではあまり関わりのないようなセリフがあったのですが、

何かグサッときたんですよね、とても原始的で大切なようで...。

 

異常なまでに前向きな古賀少年の人柄にとても元気がもらえました。

いまの平和な自分たちは幸せだな、とつくづく思い知らされ

「よしっ、今日もがんばろう。」なんて思ってしまいました。

 

そうそう、余談ですが、この話の中で出て初めて知ったのですが、

『コサック』って民族だったんです。(ダンスが思い浮かびますが...)

それもロシアを守るために存在した戦闘集団の。

この古賀さんはコサックのほぼ最後の末裔とのこと。

 

店の更衣室に置いておきますので、よかったらひまつぶしの一つにでもしてやってください。

 

今回は趣味のお話。失礼しました。