仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

今月の献立

 

いやいや久しぶりになってしまいました。

今月の献立の説明です。

 

まず、先付の雲子豆腐。

雲子(鱈の精巣)と牛乳、卵の白身を混ぜて蒸したものです。

これに、だしでのばしたポン酢、ネギ、もみじ卸しを添えています。

鱈の精巣(白子)はウネウネして見た目が空の雲のようで、

雲子と呼ばれています。

和食って卵巣、精巣などよく食べますよね。

子孫繁栄を願ってかな?

前菜からは次回にします。

 

ところで先日 石Oさんに借りた本を拝読しました。

また本の話になってしまいます。

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

舌足らずな話し方が印象的で何者なんだろう、

と、たまにテレビで見かけた程度でした。

しかし自分のタレント性を自覚して、したたかに計算されて行動しています。

そんな方の病気で亡くなるまでの日記です。

 何しろ仕事が波に乗っている絶頂期のがん宣告。無念さが淡々とした文章の中に見えてきます。

 

しかし驚くほどの気配り、サービス精神。普段からこんなに色々考えてたかと思うと感心します。

「いかに皆に楽しんでもらえるか。」

このことだけをひたすら追求し、しまいには自分の葬儀までプロデュースし、

仕出しの業者、地方での食事会の設定(もちろん本人はその頃いません)も

「参列者がよろこぶ美味しい料理を。」といった調子で仕切っています。

 

なにしろ人は「死」を直前に迎えてこれほどまでに周りへの感謝を表せるのでしょうか。故人の人柄にほれぼれします。

 

そしてこの世の最後の文章のしめくくり...

「平凡でつまらなくてすいません。」

最後までエンターテイナーでした。うん。泣ける。

 

人は皆、死に向かって生きているとはいえ、いかんせん早く惜しい。

サービス業の原点を感じます。もう少しはやく知っていたかったな。

 

あとがきの奥様の文も泣けてきます。

こっちがメインなのではないかと。

 

みなさんもよかったらお借りしてみてはいかがでしょうか。

なんか不思議な気分になれますよ。