仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

イノベーティブかあ。。。

ちょっといつもとは違った日本料理店に伺ってきました。

グルメサイトでは高評価。

気鋭のイノベーティブ系会席料理店。

さてさて、どういうのが出るのか楽しみです。

 

まずは着席、桐の箱に分厚いおしぼりが入っております。

高級感がありますね。

そして1品目。最中

これ日本料理店に定着しましたね。

あん肝、マンゴーピュレ、スイカの奈良漬け。

組み合わせが何となく夏っぽい?

器が良いです。

そして吸物

提供する直前に霧吹きを掛けていました。

鱧真丈松茸。

鱧真丈フワフワほろほろ。

出しにも松茸使っているよう。

うん美味しい、正統派。

お造り

ツブ貝、おろしとポン酢ジュレ、振りゆず

コリコリのツブ貝が2枚、さっぱりと夏っぽいかな。

伝助穴子アメリカンドッグ

伝助穴子は瀬戸内海で上がる大きい穴子です。

甘めの衣をつけたフリットのようなもの。

串は飾りなので外して箸で食べます。

穴子は味を付けて炊いてあります。イチジクソースとイチジクの酒蒸し。

これはフワフワで美味しかった。

もっと他の出し方でも良かったんじゃないかな。

口直しにシャーベット。

何味か忘れた。

体冷えました。

やはり器が良いですね。

炊き立てご飯と鰆の焼物

鰆は炭火でレアに仕上がっています。

何のソースか忘れた。

厚めの鰆美味しかった。鹿児島のらしい。

赤出汁はやはり山椒が効いています。

モンブランブラマンジェ

モンブランクリームが掛かっています。

まあ、普通に美味しいです。

と、こんな感じでした。

 

瓶ビールに始まり、日本酒を少々。

ワイングラスで提供。量は少ない。

価格は当店の1.5~2倍!

しっかり飲んだら軽く料理オーバーです。

ウチはホントに良心的です。

 

オーナー料理長は不在でしたが金髪のイケメンさん。

板さんは30代前半で気さくな京都人。

お勧めの飲み屋も紹介してもらいました。

サービスは女子大学生っぽい。

ごはんと味噌汁の位置反対だったりその他色々、まあまあご愛敬。

 

この日は結局私達2名だけ。厳しいなあ。

 

料理はそれなりに美味しく楽しめました。

1番安いコースですのでこんなもんでしょう。

ただ、トータルで言うと前回の超老舗料亭の方が圧倒的に

印象・記憶に残っております。価格は同じ位か少しお得なくらい。

斬新というかイノベーティブ系は私のような古風な人間には難しいようです。

どうも無機質な感じがして。

 

外食って何を求めているか、

美味しさは当然、季節感・お値打ち感・定番・驚き・接客・お酒・空間

などなど人それぞれ。

 

でも第一印象と同等かそれ以上の感心がないと。

難しいです外食は。

第一印象が良すぎても期待値高すぎるのでハードル上がります。

業界問わず老舗と言われている会社はそれを全て乗り越えてきてるようです。

 

実はこの日の夜は人気自然派ワインバーにも行きました。

自然派ワインの品ぞろえは良かったのですが、

あまりにもカフェのような倉庫のような、

人の温かみが感じられないちょっとチープな内装のお店でびっくりしました。

ささっとつまんで吉野家の牛丼を食べました。

安定の美味しさです。体に染みわたります。

 

初めて、今回は2店舗ともインスタで評判?上手いことやってるお店を探して訪問してみました。

やはりインスタでは世代は違いますね、おすすめが若者向き。

私には不似合いでした。お店の方々ごめんなさい。

 

両店ともそれなりに美味しいし、レベル高いでしょうけど

見た目や変化球にこだわりが強いようです。

見た目の記憶は消え去ると思います。

 

お店にいる時はテンションも上がっているので、

それほど気になりませんが、退店後にどう感じてもらえるか。

 

数日後に「いやあ、いいお店だったなあ。また行きたいなあ」

と思っていたらシメたもんです

 

やはり毎回自慢の西京焼きやとんかつが出てきたほうが記憶に残っているはずです。

「そうそう、これが食べたくて来たんだよ!」

 

私はいつも、あまり垢抜けた宣伝や表現は控えています。

ちょっと田舎臭く。

「レディース御膳」とか「とんかつ御膳」とか

おしゃれじゃないですよね。どちらかというとカッコ悪いですね。

 

見た目重視ではない人に気づいてもらい、

何となく来てみたら思った以上に良いお店だった。

これを心掛けております。

 

当店の料理、接客の皆さんは思った以上の価値があるんです。

下手にカッコつけた表現したら、そういうのを期待する人たちが集まり

足を掬われるのが嫌なんです。

 

多分インスタのお客さんは「ここに行った」をずっと探しているような気がします。

まあ、それを取り込んで上手くいってれば良いですけど。

 

両店とも間違いなく良いお店であります。

ただ私たちが合わなかっただけ。

もしかしたらこれからはこういうスタイルがスタンダートかもしれません。

 

ただ、お口直しに近い将来に老舗料亭に向かいます。

なぜ何百年も引き付けているのか?

これは研究しなければなりません。

 

久しぶりなので長くなりました。

今回は1番お安い7500円コース。+サービス料10%+税

さあ、皆さんの感想はどうでしょう。

 

料理長は原価をイメージしてみてください、

びっくりですね。