いやいや、何とか少しはお客様が動き出してきました。
やはり、お客様とやり取りがあると楽しいですね。
さてところで、今までのコロナ騒動のなか、私は何を1番していたかというと、
ズバリ!食い倒れ!
もう、どうせお客さん来ないんだから勉強のため、
普段いけない店に行こう!と開き直って色々めぐってきました。
その中の一つを本日は紹介します。
神奈川県食べログ不動のTOPイタリアンレストラン。
一度は行ってみたいなとずっと思っていました。
でもイタリアン興味無いし、なにしろ高級なので決心がつかず。
高級店の感染予防対策はどうやってるのかなあ?
と興味があり、やっとの訪問でした。
写真はありませんがエントランスから超ゴージャス。
ホテルやグランメゾンみたい。
広い受付で予約の名前を告げ、店内へ案内。
あれっ?荷物預からないや。意外。
中に入ると、お~!結構広い。
4人用テーブルが片方の壁に横並びに6卓位、
反対の壁側も同じく。壁側の席は続きのソファー席です。
お客さんはカップルか女性同士の少人数ですね、やはり。
各テーブルごとにパーティションを付けて半個室の状態。
しかも2人で横並び、向かい合わせは禁止です。
少しは高級そうなパーティションですが、やはり張りぼて感が否めず。
少しお店の格が下がってしまっています。残念
着席し、テーブルセッティングを勉強。
美しいですね~。
この青い封筒にメニューやら入っています。
へ〜、メニューはちゃんと印刷してるや。
ちなみにこの網目のお皿はお膳替わりでずっと置いてありました。
まずは、ビールを。
エビス小瓶1000円!小瓶です小瓶!
スタッフは皆男性。
着席して説明が。
当店のシェフはイタリアのパスタ大会のチャンピオンです。
本日は店に出ておりますのでよろしかったら1500円で追加できます。
とのこと。
へ~チャンピオンか~
ご存知私は小麦粉避けているので心躍らず丁重にお断り。
一品目
当店定番のアミューズ。
A5サーロインのほにゃらら~らです。
トリュフが入ったマッシュポテトをお肉で巻いたもの。多分。
一口サイズで高級食材。いいですね~
器もシルバー、お金掛けてますね。
一口でパクッ。ん~トリュフが鼻に抜ける。こりゃいいや。もぐもぐ。
すでにワインモードのスイッチが...
2品目
海老とビーツリゾットほにゃら。
スライスしたビーツとゼラチンで固めたビーツの中がリゾット。
ビーツシャーベット添え
うーん、シンプルだけど複雑。なじみが無い料理。
これもパクパクサイズ。
3品目
パプリカのズッパ(スープ?)
スモークしたカジキがちょこっと入っていました。
うん、美味しい!味はシンプル。ボリュームもあり。
4品目
鴨のタッタラタッター
画像悪い
鴨のソースの下に長さ10cm位のきしめんのような平たいパスタが3・4枚隠れています。
パスタは普段食べないけど鴨の煮込んだソースが美味しかった。
味付けはこれまたシンプル。
使っているスパイスが独特の香り。
5品目のメイン子羊のトュトュアート?
写真忘れた
コースで子羊出すって勇気ある。
私は大好きだけど妻はアウト。全んど私が食べました。
みんな平気で食べるの?
低温調理、肉の量は6~70gくらい。
ちょっとスパイシーでした。
6品目
スパゲッティポモドーロ。(やっと聞き取れた)
またパスタか...
20gからお好きな量でお作りします。
ホントは要らないけどせっかくなので20gで。
おっ!さすが!美味しい。茹で具合も最高。
トマト濃厚、これ家のグルテンフリーパスタで食べたいな。
ソース買えるみたい。
7品目デザート
胡麻パンナコッタ、柿、パッションフルーツ、珍しい中国茶のジェラート
うん、これも美味しい。
ちょっとオリエンタルな感じ
自然派ワイン
美味しかった~!
もちろんこれ以外も飲んでますけどね。
こんなコロナ時期の昼間っからこんなに馬鹿みたいにワイン飲んでくれたんで、
瓶の残りをサービスさせてください。
とグラス半分くらい注いでくれました。
嬉しい!前もどこかでこういうサービス受けた覚えあります。
一つ一つは少量でしたが終わってみるとお腹いっぱい。
いや~小麦粉は膨れるな~
お店はパーティションのお蔭でチープ感がちょっと残念。仕方ないか。
給仕さんは全員スーツ、マスクにフェイスガード。
お客さん全員が壁側ソファー席に座って遠めに向き合って座っています。
もちろんパーティションで見えないのですが少し見えるし、
こっち向いてる気配は感じる。
隣席はソファーに寄り掛かると見える。
何か壁越しに気配があり会話がぼそぼそ聞こえて何か初めての感覚。
やっぱり個室には敵わないよな。
サービスはさすが一流店でした。
瓶ビールは注いでくれて、
ミネラルをボトルで頼んだのですが私たちのテーブルには置かず、
少なくなると持ってきて継ぎ足してくれます。
ワインも飲み終えた頃合いをみて近寄ってきます。
ワイン話もしてくれました。
この会社自分たちでワイン作り始めたそうです。
奥からメニュー以外のワインも持ってきてくれました。
給仕さんは席間隔を空けているせいか結構歩きまわっていますが、
通るたびにちらっとテーブルを見ていました。
愛想もよかったです。
このお店は感染予防を徹底しているのが、
売りの一つになっているようです。
私のような楽天家から見るとちょっとやり過ぎじゃないかなと思いましたが。
今はやり過ぎ位でいいのかもしれませんね。
色んな人いるので。
料理はどれも凝っていて今まで経験したことが無い物でした。
わたし、イタリアンにほとんど行ったことが無いのでどれも馴染みの無い味でしたが、味はいたってシンプルな優しいお味。
度の料理も鼻に抜ける香りにこだわってそうでした。
どちらかというと、このお店はフュージョン系ですので、
私のような保守頭ではイマイチ理解が追いつかないです。
食器は全て白に銀縁でエンブレム入り。
こういう物なんですかね高級洋食って。
また、イタリアンを避けてる理由は小麦粉満載だから。
今日もパスタ2品と出てきたパンを2切れ。小麦粉1年分食べちゃった。
でもどうせ出るのだったら優勝したパスタ食べればよかったとちょっと後悔。
紅茶を飲み終えて退席。大体1時間ちょっと。
帰りがてら、周りをちらちら見てみると、
皆私達より先に来ていた人たち、一番最初に頼んだビールがまだ残っている。
他の人はほとんど水。
長時間で水か...
結構きついな、これ。
多分席数も減らしてるし。
私ら、どこ行っても食べるのめちゃめちゃ早いんです。
1皿目、2皿目各10秒で食べちゃってるんで、
この店のスタッフは察知して料理を速めてくれたようです。
他の人達と同じペースで出されていたら幻滅だったでしょう。
1時間で2人でワイン3・4杯飲んでサクッと終了。
良いお客だったな、我ながら。
普段は予約困難(特にランチ)なこのお店。
試しにと、なんと前日に予約出来ました。
価格も以前は無かったと思うくらいの抑えたコースでした。
コロナのお蔭(?)でこのようなお店も体験できました。
ちょっと残念だなと思うところもありますが、
さすが!と唸らされた場面もあり、いい勉強になりました。
やはり、たまには高級店行かなきゃだめだなあ。
こんな有名店も苦戦してるか。
がんばれ~!
って、人のこと心配してる場合じゃないですよね。
印刷したメニュー
料理説明のイラスト
封筒の中身一式