仕事の役に少し立てばいい連絡板

仕事以外にも見たこと感じたことを書き込んでいきます。

珍道中⑰

さて、ホテルの近くへ戻ろうと適当に来たバスに乗車。

あっちの方角だから大丈夫でしよう。

 

テレビで見たような古い街並みの合間を

走っていきます。

前にゴミ処理の車がいます。

 

今回意外だったのが、パリはあちこちにゴミ箱がある。きちんとポリ袋が被せてあったり、巨大な分別バケツがあったりします。

結構街がきれい。

 

そして収集車の作業中は追い抜いてはいけないそうです。

このバスもしかり。作業車の後ろは大行列。

 

そして当分一車線です、この先。

う〜ん。

ジリジリしてきました。

 

そして次のバス停から数人乗車。

うち1人が多分こちらで言うホームレスもどき。

匂いが....

 

パリは色々な意味で寛大。

普通に乗ってきます。

ですが、もう、これが決定打。

だめだ降りよう!

 

プハ〜!

参った。

またもやバスにはツイていないようで、

予定変更。

 

もう、このまま歩いて帰ろうとなりました。

多分30分も歩けば近づけるだろう。

 

やっぱり旅は歩くと色々な発見がありますね。

普段の生活が見えるというか、

残酷な部分も見えるし。

日本の良いとこ悪いとこも見えてきます。

観光バスで観光地巡りなんてもったいなさすぎます。

通りがかりのブティックで買い物したり、

言葉通じないから露骨に追い出されたり、

老舗カフェ(ここは観光地)でホットチョコレートとビール飲んだり、

スーパー覗いたり、

それにしても、日本人に会わないなあ。

そりゃガイドブックに載るところは廻っていないけど少なすぎ。

 

ホテル近くへ戻り日はとっくに沈み、

もう少し観光しよう。

有名な所に行こうと。

 

シャンゼリゼ通り

ヴィトン本店

世界中から人がいっぱい。

何故か草間さんが屋上から睨みを効かせております。

日本人代表!水玉で世界を制す!

さすがにこの辺りは日本人もチラホラ。

オペラ座改装中。

 

さて有名どころも見たし、

そろそろワイン飲もうかな。

 

オペラ座近くに日本人街あり。

商店街のように和食材店、和・仏レストラン、

ラーメン店やら諸々が並んでいます。

ちょっと覗くと確かに日本人多し。

地元在住の日本人や日本人観光客もこの辺りで食事しています。

 

確かに日本語通じるし、なんかあったら安心なのかもしれないけどね。

でも複雑な心境。

 

身振り手振りでオーダーして、

結局違うの出てきた、

お店のおすすめ食べたり、

まずいビール飲んだり、

ぼったくられたり、

っていうのも旅の醍醐味だと思うんですけどね。

 

「旅の恥は掻き捨て」

だ〜れも知り合いじゃないし、

どうせもう会わないし、

普段では考えられない事が起きても

堂々と対することが出来てくると思うんですね。

これは国内外問わず。

 

いつも以上に大胆な自分になれるし、

発見も出来ると思うんです。

 

例えばタクシー運転手と戦ったり(その他戦い多々あり)

朝のカフェで気さくに外国人(こっちか)に話かけられたり。

逆に失礼な事に気付かされ謝ることも。

(たまたま写真に子供の団体が写ったり、美術館でメチャ怒られました。

なぜか現地でのマナー違反のようです。)

 

すべてが自分の糧になっています。

勿体無いなぁ、

せっかく人生で又と無い経験のチャンスなのになぁ.自分が成長できるチャンスなのになぁ。

別に危険な場所に立ち入る必要はない、というかそれは絶対ダメ。

でも安心安全に閉じこもるなんて。

 

今回私たちも娘の行きたい幾つかのインスタスポット、その他予定無しにしていました。

行く前は、映える場所行っても大して記憶に残らないじゃん、大量の同じ写真に埋もれるよ、もっと上がいるよ、と言ってもイマイチ理解できなかったようですが、

後半は、もういいや観光地は、SNS用の写真もバカバカしい、になっていました。

予定なし苦難ありの方が楽しくなったのではないでしょうか。

誰も知らないサーカスや通りがかりに入ったレストランやカフェの写真が反応良かったよう。

 

日本人同士で楽しむのは日本国内だけにしましょうよ。

せっかくだから。

だれも我々のこと知らないし見てないから...

アバターになってもいいんです、こういう時は。

大胆に好奇心待ちましょ、日本の皆さん。

 

と思いながら以前より少々さびれてそうな日本人街を後にするのでした。

 

続く。