あちらのレストランに入ると、
いつも感心するのは
サービサーのお客さんとの距離感の取り方。
各テーブルで担当者が決まっています。
他の人に声をかけても、
担当者を呼びます。
まず着席して暫くすると
ハイ！ようこそ、担当のジェイミーです。
まずは何かお飲み物をご用意しましょうか？
生ビールを。
これとこれがあるけど、オススメはこれ。
じや、それで。
オーケー。料理をゆっくり決めて下さいね。
てな感じで飲み物が決まってそうな頃に
まずは挨拶がてらに登場します。
飲み物、前菜一皿、メイン一皿、デザートというのが
パターンらしい。
(一般的な日本人の胃袋では無理です。)
飲み物持って来たので料理の注文。
まず私は何かのテリーヌもどきにビーフステーキ、サイドにグリーンサラダを。
グッド！いいですね！かしこまりました。
娘はパンプキンスープにサーモンの何とかグリル。
パーフェクト‼︎
サーモンの料理は私達のスペシャリティです。とても美味しいですよ。
パンプキンもオーガニックで美味しいです。
承知しました。お待ち下さい。
こんな感じで、一緒に選んでくれたような接客。しかも、それ良い選択です！と褒める。
いや〜気持ち良いですよ。
待ってる間もワクワクします。
前菜も来てビールが空く頃。
お飲み物をお作りしましょうか？
グラスワイン下さい。
こちらがワインリストです。
(ぜーんぶ小さい英語です。ダメだこりゃ)
あなたのお勧めで。
赤ですか白ですか？
白で、辛口ではないヤツ。
う〜ん、ではロゼはどうですか、フルーティーなのがありますよ。南仏の。料理に合います。
良いですね、それでお願いします。
私もワインの事よく分からないので言われるままに。
でも、きっちり会話をするんですよね。
その後も、近くを通ると、お飲み物切らしてない？何か足りないものはある？味はどう？
なんてちょこちょこ声をかけます。
お酒飲んでる人に切らしてしまったら失礼にあたります。押し売りではなく、あなたのお役に立つお勧め、なんですね。そこは皆さんも遠慮なく。
サッといなくなって、
手が空いてる時はスタッフ同士あちこちで雑談しています。中にはスマホ見ている人もいます。
日本じゃ考えられないですよね。
仕事中に雑談、スマホって。
男性スタッフはほぼ全員タトゥー入れてます。(高級店行ってないので)
まぁファッションなんですけどね。
これはこれでいいんじゃないかな。
大事な時に現れてキチンと会話をして相手を喜ばせる。
あっちの人達は街中でもどこでも良く喋べっています。すごいおしゃべりです。
きっと日本人より喋るスキンシップが
上手なのかもしれないな。
なんか西洋のレストラン行くと
良い距離感だなぁ、と感心します。
真似したい...
